…と、いうわけで、東芝の超小型PC「Libletto」を制御コンピュータとして搭載する事と相成った。
性能は今の世代のパソコンに比べたら子供くらいだが、小さいだけに非常に取り回しが便利なので、今まで大学の心理学実験実習のデータ取りに活用していた。
しかし、これを使うにはひとつ問題がある。
ソフトウェアのほうを後ほど作らなきゃならなくて、きっと何度も性能向上を目指してこのパソコンに入れなおすことになると思う。
しかしこのパソコン、なにぶんジャンク品としての入手なものだから、フロッピードライブがない。
そしてOSも、現在このパソコンでまともに使えるのはWindows95とMS-DOSしかないからUSBも使えない。
今までこのパソコンにデータを入れる方法って言ったら、カバーを外してハードディスクを取り出して別のパソコンにつなげると言う方法で行っていたからな…。
と、言うわけで、楽にデータが送れるように、今までの技術を使ってパラレルポートで通信する事にしたのだ。
ひとまずは別のパソコン同士で色々と試行錯誤を繰り返す。
ちなみにパラレルポートは、一部は自作だ。
そこらに売っているケーブルは、中でどの端子がどこに繋がっているのかよく分からないから、配線も自作ならプロトコル(通信を行うの手順)も、できるだけ他の文献やホームページを参考にはするけれど最後は自分なりに考えて行うのだ。
とりあえず、テキストファイルの通信には成功した。
それ以外の種類のファイルを送る方法は調査中だ…。
つまり、現時点ではプログラムのコードは送れるが、作ったプログラムを送信する事ができない…そのうち何とかしたいな。
さて、ここでにうちのDOS/V互換機のジャンクノートパソコンが勢ぞろいだ!
その中で、DOS/Vノートパソコンでフロッピーが使えて、ハードディスクの取り外しが楽なのがこいつだ。
液晶が破損していて画面の大部分が見えないが、それに目をつぶれば結構使える。
そして、こちらはGE-9に搭載する超小型パソコンからハードディスクを取り出した写真。
今までこうやってデータをこのパソコンに入れていたが、できるだけこの回数は減らしたい…。
で、今取り出したハードディスクを、先の液晶の破損しているパソコンのハードディスクと付け替えて、必要な作業を続ける。
こうしないと、OSを超小型パソコンに入れられないのだ…。
ハードディスクをMS-DOSシステム入りフォーマットして、ついでにWindows95のファイルを入れて、セットアップ成功だ。
ここらへんはもう、パズルだ。
とても面倒くさい。
この、できそうでできないのをやるのがジャンク品の醍醐味。
OSが入ってしまったら、もう残りのデータはUSBを使ってデータを入れればいい。
Windows95で動くプログラム言語というと、エクセルのVBAか…Exelはもう手持ちが無いし…。
というわけで、WordにもVBAがくっついているので、これをセットアップ。
GE-9本体のほうは、車高…というか、胴体の高さを上げる。
これで腹を擦らずに、しかも腕パーツを増設したときにも部品が干渉しにくくなる。
そして、データを転送して、プログラムを完成させた後、合体!
見よこの雄姿!
パソコンがくっついた三輪車とか言うな!!!
とりあえずうまく命令が出せている事だけ確認して、今回はここまでにしよう。