ある夜の出来事
ていうか、診察八回目の日のその後の出来事なんですけどね。
職場の先輩に夕ご飯をご馳走になりました、焼肉♪
で、食後に自分はトレドミン三錠とリスパダール一錠、レキソタンとセパゾンは飲みませんでした…というか、あれは対面している人間が怖いのを克服するために飲む薬で、別に仕事中でもないときはそういう問題はほとんど起こらない自分は無理して飲む必要も無かろうと思って持ってこなかったんですよ。
が、その後に先輩に飲み屋を連れまわされたのですよ…。
飲んだ薬に影響が出るといけないということを理解してくれたのは感謝です、ほとんどの時間シラフでいましたが…とりあえずひたすらコーラと烏龍茶を飲んでトイレと席を行ったり来たりして、トイレから戻るときにはおしぼりを貰えると言う事とかを勉強しました(笑)
いやいや、自分はこういったお店はほぼ初めてで、セーラー服を着た姉ちゃんだらけの店とかでカチコチに固まっていたり、タガログの女性がいるお店で周囲に言われるがままその女の人の耳を掴んだら妙に甘えられて抱きつかれたり胸を掴まされたり(多分母ちゃんの乳以外の胸をまともに掴んだのは生まれて初めてではなかろうかと思う…)、普通の格好の日本人が出てくる暗い照明のお店でお姉ちゃんと話したり、普通の照明だけどやっぱりお酒が出るお店でいい加減疲れてボーっとしてたり(なにせもう夜中の三時をとっくに回っている)しておりました(笑)。
で、そんなお店の中のひとつで、あるお姉ちゃんに出会いました。
他のお姉ちゃんは登場するなり気さくに話しかけてくるのですが、その子は自分のうなじの辺りをみる風にしてしばらく様子を伺っているようでした。
「変なの」と思いつつ、えーっと、あの時は確かコーラだったっけか、そのコーラの入ったグラスが空になったのでコーラをまた入れてもらったのですよ、その女の子に。
そして、何故この店で飲んでいるものがお酒じゃないのか?と言う話になって、自分が統合失調症で薬を飲んでしまったので薬の効果に影響が出るといけないからという話をして、相手はパニック障害を患っているという話になったんだったと思うのですよ、確か。
もらった精神病の話とか薬の話とかで花が咲いて、メールアドレス等をもらいました。
お姉ちゃん「ちょっと眼鏡外してみてよ」
自分「え?…うん」
お姉ちゃん「うん、いい顔だ」
店を出た後、先輩の指導の下、慣れない携帯電話の操作をしつつ(パソコンはよくいじるが携帯電話の操作はさっぱりなんですよ、自分)彼女の電話に向けてメールを送る自分。
早朝、社員寮に戻り、そして明日は夜中の三時半に起きる予定なのだから今ぐっすり寝ると良くないと思いつつ、うつらうつらしていると、彼女からメールが!
こうして彼女とのメール交換が始まりました…。
それはそうと後日、職場の先輩に「タガログの文化で耳を掴むってどういう意味なのですか?」と聞いたら、先輩は僕の肩に手をポンと置いて、
「…忘れた」
あれ、何か不安…「あのときの責任どうつけてくれるんじゃあぁ〜」と迫ってこられてもどうしようもないし(滝汗)。